出張買取の体験談【なかなかモノを手放せない方へ】

不用品っていつの間にかたまっていきますよね。

転勤族だと引っ越しの時大変そう…（まだ結婚してから転勤は未経験）。

涼しくなってきた秋の天気がいい日を狙って、出張買取を利用し不用品を買い取ってもらうことにしました。

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出張買取の体験談：モノを手放せない！から手放せるようになってきた経緯

長くなるので不良品買取の話が気になる方は飛ばしていただいて大丈夫です笑

思い出のモノを全く手放せなかった子ども時代

昔からモノへの思い入れが強く、長く大事にする性格です。捨てるのがものすごく苦手。

ゴミ袋に入れた瞬間から、そのモノは私の知らない世界に旅立ってしまい二度と戻ってくることはない。永遠の別れなのです。大げさかも（笑）でも大まじめでした。

私は小1の時、大好きだったサンリオのマロンクリームの下敷きが半分に折れてしまい、新しいのを用意するから捨てるようにと言われました。しかしゴミ箱の前で立ち尽くして、大泣き。手を離すことができませんでした。

今まで毎日学校でも家でも一緒にいたのに、手を離したら、もう会えなくなってどこかに行ってしまうんだ…と考えていました。

ゴミ処理場で下敷きが寂しそうに転がっている様子まで頭に浮かんだのを覚えています笑

結局捨てずに数年保管して、大人になってから手放すことになりました。

小学生時代は、思い出深い日のレシートとかですら捨てられませんでした笑

1日単位でまとめて、ホチキスで止めて、誰とどこへ行った時のレシートか裏に書いて、保管。

出かけた場所で拾ってきた石や、学校で使ったメモ用紙など、何か思い入れがあると手放せなくなっていました。

「思い出棚」を机に作って、飾るというよりも、保管するに近かった気がします。手元にあれば、安心していられたのです。

モノを手放せるようになったのは震災後の出来事がきっかけ

手放せるようになった理由は、2011年3月11日東日本大震災の後、汚れてしまっているのに手放せず仮設住宅のベランダに保管していた大切なモノたちを、災害公営住宅に引っ越すタイミングで1つ1つすべてを手に取って向き合って手放した経験が関係していると思います。

震災の半年前、家族全員で新しいアパートに引っ越しました。私は大学生になって、初めて自分一人の部屋になりました。

それまで20年間妹と同じ部屋だったので、ようやくできた自分のスペースが嬉しく、飾ったり整理したり、自分らしく作り上げられる事にわくわくしていました。

引っ越して半年後のタイミングで起きた東日本大震災。家族はみんな無事、それは何にも代え難く、ぎりぎりで助かった家族に対して、本当に生きててくれてよかったと心の底から思っています。

当時、多くの方が亡くなったことに対して、長い間言葉にできませんでした。今も難しいですが、このように文章にできるように、ようやくなってきました。今もニュースを見ると涙が止まりません。ご冥福をお祈り申し上げます。これからもずっと祈り続けます。

自分は住む家を失い大切に手元に置いてきたものの多くを失いましたが、当時の私は「自分の状況はまだマシな方で家族がみんな生きているだけで本当によかった、大切にしてきたモノが無くなってしまったくらいで悲しんでなんかいられない」と思っていました。

身近で起きていて見聞きすることがあまりにも悲惨な状況ばかりで、私自身が自分の気持ちに向き合うゆとりが全くありませんでした。私は生かされたんだからとにかく前進しないと、行動しないと、という気持ちでした。

最近になって、当時の自分の気持ちにも、思いをはせることができるようになってきました。

自分の悲しみを自分の視点で一番理解してあげられる自分が一番近くにいたのに、自分の気持ちを全く無視していたんだな、と、今なら分かります。

私はモノへの思い入れが強い傾向にあったので、被災して汚れていても捨てることができなかったもの（幼稚園時代からのもらった年賀状を整理していたファイル、小学校から続けていた日記、卒業アルバム、自分で印刷＆作成していた写真アルバム等はもちろんのこと、雑貨の数も多かった）は室内で保管するのも難しいほど汚れていました。

大切にしていたけど汚れて室内保管が難しいモノたちは、震災後入居した仮設住宅のベランダに、大きな袋に入れてただただ置いておくことしかできませんでした。

大切なモノが一気に無くなってしまったり汚れてしまったり、当時の私にとっては、大切な思い出が無くなるように感じていたのです。子どものころから大切にして一緒に育ってきていたためです。

災害公営住宅に引っ越すことになったタイミングで、長いことベランダに置いてどうすることもできないでいたモノたちと、ひとつひとつ向き合うことにしました。

日記の1ページ1ページに渡るまで、全て見返し、多くを写真に収めて、手放していきました。

納得のいくまで向き合った結果、最後には何もないすっきりとしたベランダが目の前に現れました。それまで感じたことにない、すがすがしさと誇らしさを感じました。

大切な思い出は、無くなることなんてなく、自分の中に在り続けるのだということを、身をもって実感した時でした。

今では写真をとったり一部切ったりコラージュなどして取っておくこともありますが、モノを手放せるようになってきたと思っています。

衣類を整理し手放すのが楽しくなる→本や雑貨も手放すことができるように

結婚する前の頃には、衣類を見直し手放すものを決め、リサイクルショップに持ち込むのが楽しいと感じるようになります。

大きな袋、何個も使って、電車に揺られてリサイクルショップまで持ち込んでいました（筋トレも兼ねて）。大量の荷物、歩き＆手で持って行くの今は難しいですね、すっかり車の生活に慣れてしまった…。

衣類を整理し手放すのが楽しく感じるようになってから、本や雑貨も少しずつですが手放せるようになってきた気がします。

出張買取の体験談：モノを手放すのが難しい方にこそ届けたい、出張買取の素晴らしい仕組み

初めて利用した感想は「出張買取、査定をしに家まで来てもらえる上に、大きな不用品まで持って行ってもらえるなんて…！しかもお金もくれるの？！すごくない！？」という気持ちでした。

あっという間にすっきりするし、モノは活かされるしお金ももらえるし…。素晴らしい仕組みに感じます。

モノを手放すのが難しい方にこそぜひお伝えしたいと感じました。モノを捨てなくていい、モノはどこかで活かされる、買い取りに来てもらえてお金ももらえるかも、となればやってみようかなと思う方もいらっしゃるのでは？と思います。

今回は、以下の内容で買い取ってもらいました。

• 服多数→夫のブランド服は1着で200円、私の約10着の服と靴はまとめて100円笑
• 帽子2つ→1つ800円！neweraの楽天（野球）のキャップ。
• 結婚式装飾用に購入したキャンドル入れのグラス、未使用＆使用済みだけど状態割といい雑貨（フォトフレームなど）→まとめて1000円

テレビ台（と呼びつつもカラーボックスだったかも？）も売りましたが100円になりました！捨てていたと思えば、100円になるなんてすごい！下の写真のもの。

現在結婚3年目ですが、夫が結婚前から使っていた家具や家電をそのまま使っているものが多くあります。使えるものは長く大事に使いたいと考えています。

今回は、自宅がカビやすい環境（飲食店がすぐ隣＆日当たりがよくない）ということで、カビづらい家具へ片っ端から変更していく計画のため、写真のテレビ台は手放すことになりました。

「傷が多いので…100円でもよろしいですか…？」と申し訳なさそうにおっしゃってましたが、家まで来てもらって持って行ってくれる上に100円くれるなんて、という気持ちです正直。

ふと思いましたが、値段の交渉はよくあることなのでしょうか。ほかの方がどのように対応しているのか気になります。

一方で以下のモノは買取してもらわず、違うところへ持っていくことになりました。

• 結婚式のディスプレイや装飾で使ったイケアのキャンドル（大量、未使用）→あまり売れないため低価格になるとのこと。需要あると思ったんだけどなー。
• 本と雑誌→買い取れないとのことで、本専門のリサイクルショップに持っていこうと思います。

出張買取の体験談の追記：別のリサイクルショップに持参して買取（2021.12.10）

出張買取の体験談まとめ：買取価格3000円で臨時収入ゲット＆すっきりしてハッピー

本来ただ捨ててしまうモノが、誰かの手でもう一度活かされるかもな上にお金もいただけるなんて…！すごいことに感じます。達成感と嬉しさで満たされつつ記事を書いてます＾＾

ちなみにテレビ台を売ったので、我が家は今、無印の頑丈ボックスがテレビ台代わりです。早くテレビ台ほしいけどじっくり選びたい…！当分はこのままになりそうです(笑)カビの心配はないからいっか！という感じです。